土地の売却を検討している際に「造成地」という言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。
しかし耳慣れない言葉であるためその意味まで把握している方は限られてしまいます。
そこで今回は造成地とは何なのか、また売却時にどういった影響を及ぼすのかについて解説していきます。
不動産売却を検討中なら知っておこう!造成地とは?
造成地とは、建築物が建てられない土地(畑や田んぼ、斜面など)に盛土や切土をおこなって、使いやすい地形に形成した土地です。
造成は専門業者による工事が必要で、宅地造成等規制法や都市計画法などの規制・法律を守っておこなわなければなりません。
ただし、上記の規制・法律は区域によって特徴が異なります。
●宅地造成工事規制区域:宅地造成(住宅地化などへ向けて土地の形質を変える)によって災害のリスクが考えられる区域
●都市開発区域:都市化を目指した土地で、国土交通大臣により指定された区域
災害のリスクがあるため、宅地造成工事規制区域で造成をおこなう場合は都道府県知事からの許可を得る必要があります。
都市開発区域でも同様に許可が必要で、さらに都市化に向けた計画へ適していないと判断された場合は許可を得られません。
資産価値に影響はある?造成地の売却で知っておくべきことは?
一般に、畑や田んぼあるいは斜面などよりも造成地のほうが人気が高く、資産価値も高いです。
これは傾斜がある土地や山林地帯などよりも建物を建てやすいためです。
不動産売買において、土地の資産価値は面積だけでなく、土地の形状も含めたトータル的な評価で判断されます。
買主は土地を購入後、建物を建てる、駐車場にするなど将来的な有効活用を想定しているので、造成地は市場ニーズを満たしやすいのです。
崖地や傾斜地などの売却を希望している場合は、造成による資産価値のアップも検討してみてください。
造成には工事費用がかかりますが、資産価値が高まれば早期売却・理想的な価格での契約成立が見込めます。
まとまった工事費用が用意できない場合は、土地をいくつかの区画に分けて一部だけを開発業者などへ売却する方法もあります。
ただし造成工事には許可申請が必要ですので、必要書類を揃えられるか、またそもそも造成工事が許可されるような土地かのチェックは必要です。
まとめ
盛土や切土をおこなって整えた造成地は不動産市場で人気があり、高額での売買が期待できます。
しかし造成工事を実施するにはいくつかの条件をクリアしなければならないので、まずは自分が持つ土地についてしっかりと調べておきましょう。
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